本部(東京)/国際交流/東京大学(東大国際センター部会)


東大近郊散策イベント(2019年6月30日)

東大部会 津田智子(三井物産OG)

東大部会の春のイベント、東大近郊散策に参加しました。

梅雨のさなか、お天気が心配されましたが、幸い大した雨にも降られず、留学生6名、会員7名、事務局1名の計14名で本郷周辺を散策しました。

東大本郷キャンパスに10時に集合し、まず旧岩崎邸庭園に向かいました。あいにく外壁の修復工事中で外観の一部が隠れてしまっているのが残念でしたが、室内の造作が素晴らしく、建築当時の技術の高さが感じられました。興味深かったのは、豪華な造りの洋館より和館のほうが落ち着いていて好きだと話している学生がいたことです。

岩崎邸見学後は、湯島天神へ。10分ほど歩いて天神様に着くと、ちょうど茅の輪(ちのわ)くぐりという神事の最終日でした。茅で編んだ大きな輪を皆でくぐって暑気払いをしたり、お参りしたり、お守りを買ったり…、それぞれに神社の雰囲気を楽しんだ後、水道歴史館へ向かいました。

水道歴史館では、レクチャーホールで昼食後、参加者の簡単な自己紹介をしました。留学生それぞれの個性が感じられた楽しいひとときでした。

水道歴史館の展示テーマは、2階が玉川上水など江戸時代の上水のしくみ、1階が明治以降の近現代の水道の歴史や現在の漏水/耐震対策となっています。英語ガイドによる解説付きでしたので、学生の皆さんにもわかりやすかったのではないでしょうか。江戸時代の長屋の再現展示には、特に興味を惹かれたようでした。また、高度な漏水技術や耐震水道管の接合部分の工夫には、私たち会員も驚かされました。最近自宅周辺で水道管の耐震対策工事が盛んに行われていますが、これに交換していたのね、と納得です。

最後に文京シビックセンターの展望台へ行き、そこで解散となりました。あいにくの曇り空で、眺めが今ひとつだったのが残念です。

もうすぐ七夕ということもあり、行く先々で七夕の飾り付けがされていて、織姫彦星の話にも花が咲き、仙台の七夕に行ってみたいと話す学生もいました。また、都立公園や文京区の案内のパンフレットを見て、本郷周辺にも行ってみたいところがいろいろありそうと話す学生もいました。

このイベントが、日本の文化に触れる新たなきっかけとなってくれると嬉しいと思います。


《留学生感想文》

東大留学生  高  (中国)

この度は三井V-netが主催した東大近郊の散策イベントに参加させて頂き、とても貴重な経験になりました。

まずは三菱を創設した岩崎家の邸宅として建てられた、旧岩崎邸に行きました。旧岩崎邸は洋風建築と和風建築の組み合わせたものなので、洋風建築の豪華と和風建築の質素が感じられました。洋風と和風のバランスは素晴らしいと思っております。

接客空間として使われている洋館は天井が高くて、部屋が大きいです。各部屋ごとの壁紙の模様が用途によって違った金唐革紙で作られています。当時岩崎家が使った食器も展示されています。このような風景を見ると、明治時代の岩崎家の部屋の中で接客している様子が頭の中に浮かんで来ました。

生活空間として使われている和館に入ると、すぐに落ち着いた雰囲気になりました。色々な良質な木材が使われているので、とってもいい匂いがしていました。扉の取っ手、換気口などの箇所に岩崎家の家紋が見られます。建築家の工夫と家族の伝承にとても感心しました。

その後、東京水道歴史館を訪ねました。毎日使っている水道水の歴史を学びました。昔から、私たちにきれいな水道水を飲ませるために、色々な方々がたくさんの工夫をしていることがわかりました。ということで、今飲んでいる水道水を当たり前にしないで、大事にしなければいけないと思います。また、水道局は災害が発生した場合においても水を確保するため、対策しているのにビックリしました。確かに日本はたくさんの災害から立ち上がった災害に強い国です。

今回のイベントに参加することで、日本の歴史をもっと理解するようになるだけじゃなくて、色々な国の留学生と出会いました。お食事の時にも、ボランティアの方たちとたくさん話をしました。みなさんが色々な場所で活躍しているの見て元気をもらいました。



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