本部(東京)/国際交流/東京大学(柏部会)


書道教室開催(2019.09.06)

東大柏部会 杉浦 正和(武蔵大学非常勤)


今年は夏休み中に開催することとなって、9月6日に研究員の奥さんと娘さんを含めて7カ国14名(男性3名)の方が参加して書道教室が行われました。ずっとお世話になっている柏市書道協会から先生方が9名来ていただき、三井V-Netから7名と大学側スタッフ2名がお手伝いをして、図書館のコンファレンスルームで1時間半の書道体験を楽しみました。

会長による開会挨拶を三澤さんが通訳会長が書道の歴史や特徴を解説

開会の挨拶の後、「春夏秋冬」の漢字が篆書・隷書・草書・行書・楷書とホワイトボードに並べられた前で、協会の染谷会長が書道の歴史や特徴を会員の三澤さんの通訳で説明しました。「書は、文字を大切にして、人の心に映る思いや感動した言葉を表現するものなのです。」ということで、まず先生方が用意した様々な手本から書きたい字を選びました。そして、左に見本、右に半紙と文鎮を置き、硯に入れた墨汁から筆に墨をつけて、みんなが筆を動かし始めたのです。

一人ひとり丁寧に手を取って指導

コミュニティサロンで本日の講評

筆を上手に扱えない私は、大半の人がたどたどしく筆を動かすのかなと思っていましたが、みんなが元気よく書いていくのに驚きました。全く初めてのようなインド人女性は「和」に取り組み始めたけれど、一緒に来ていた男性は最初から「愛」に挑んで半紙いっぱいに大きく力強く書き始めました。かたや、易しい漢字一文字だけれど次々と字を換えて作品を大量につくっていくフランス人男性。彼は、自分の名前を半紙のいろいろな場所に書いて楽しんでいました。中国や韓国の女性たちは、しっかりと筆を立ててゆっくりと書に向っていました。スペインの女性は書道が好きなのでしょうか、「学知利行」という行書に向っていて、その見事な筆遣いに驚かされました。その隣では、かなり遅刻してやってきた中国の男性が、講師と話しながら様々な行書に挑んでいました。この二人の 書道は全く別格でした

最後に全員で「ハイ、ポーズ」

この間、協会の先生方がゆっくりした日本語で声をかけたり、学生の手を支えて字を書いたりしていました。こうして書による自己表現を楽しむ一時間半の中で、柏市の文化祭と東大柏のオープンキャンパスで展示する作品を完成することになっていました。練習用の半紙とは違う色紙に仕上げるのだけれど、中々納得できずに何度も何度も最終作品をやり直す人が続出しました。その意味で、最後の講評で染谷会長から、今年はとても熱心に作品を創り上げようとした人が多かった、と褒められるほどでした。

ちょっと時間がオーバーして、昨年から始めた懇親会を隣の部屋でお菓子を食べながら行いました。こうやって交流していると、日本人とは違う人に見えたりするけれども、みんな同じ気持を持って書道を楽しめるのだと改めて感じました。最後に、みんなで記念撮影をして楽しい書道教室を無事に終えました。来年はもっと多くの参加があることを祈りたいです。



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