本部(東京)/国際交流/駒沢大学(駒大部会)


鎌倉・江の島ハイキング (2017年12月10日実施)

駒澤大学部会 白井信雄
(三井住友銀行OB)

この時期としては少し暖かで良く晴れた素晴らしいハイキング日和となった12月10日(日)、駒澤大学部会では11月の奥多摩紅葉狩りに続き、古都鎌倉と湘南の海そして富士山を楽しむ少し欲張りなイベントを実施。参加者は、留学生8名及び会員5名合計13名。

当日は、8時30分駒沢大学駅に集合。残念ながら、体調不良やアルバイトの都合等により急な欠席者も出たが予定通りに出発。途中の駅で会員も合流し、10時には13名全員鎌倉駅に到着。鎌倉駅は、朝が早いにもかかわらず初冬の鎌倉を楽しもうという観光客であふれていた。

コースは、鎌倉駅前から市役所通りを経由して高徳院、長谷寺、御霊神社、極楽寺坂切通の急な坂道を上り極楽寺、そして稲村ケ崎へ、ここまでは徒歩。稲村ケ崎で七里ガ浜越しに江の島と富士山を眺めて江ノ電で江の島に向かう。江島神社に参拝し、江の島弁天橋から沈みゆく夕日と富士山を眺めた後、片瀬江ノ島駅から帰途に就くというもの。

高徳院では澄み切った青空を背に聳える大仏を眺め、その胎内にも入り鋳造の大変さを肌で実感。長谷寺では境内にある、由比ガ浜を一望に見渡せるレストランで昼食、「お寺のカレー(野菜たっぷりの精進カレー?)」なるものを皆で食す。その後、見晴台から海を眺めながら名物の団子をほお張ったり、観音堂や大黒堂にお参りしたり、そしてまだ輝きを残す紅葉を楽しんだりと参加者思い思いに過ごす。

歌舞伎の演目『暫』の主役鎌倉権五郎を祀る御霊神社は、鳥居の目の前を江ノ電が通過することから江ノ電撮影スポットとしても有名。それぞれが撮影した写真を見せ合って盛り上がる。でも、若い留学生にとっては、やはり名物の力餅やお饅頭が一番関心は高かったようだ。

次の極楽寺では、偶然にも茶筌供養に立ち会うことができた。住職の読経の中、参加している茶人(とおぼしき和服姿の人)一人ひとりが茶筌を火にくべる様子に見入ってしまったのは、けっして留学生だけではなかった。留学生の多くが、部会主催の茶道体験会に参加し茶道の基礎知識をもっていたので、この経験は非常に印象深いものになったことだろう。

極楽寺を後に、住宅の間を抜けながら坂を下ると目の前に突然青い海。折からの台風並みの強い海風、白波を立てながら浜に押し寄せる海、右手には静かに佇む江の島とその奥の富士山。動と静のコントラストに一瞬息を呑む。この圧倒的な海の存在感に、フランス、マルセイユ育ちの留学生が思わず故郷を思いだし涙するハプニングも。

稲村ケ崎からは江ノ電で江の島に向かう。車窓から眺める相模湾は、先ほどとは打って変わって冬の日差しを浴びきらきらと輝き、耳には日本語以外の言葉が心地よく響く。不思議な13分間の短いローカル線の旅。

しかし、ここまでくるとさすがに参加者もお疲れ、江ノ島駅を降りて江の島に向かう途中のお店で一息入れる。名物しらすのピザに舌鼓を打ち「さあ、残すは江の島だけ、もうひと頑張り」と、強風の中江の島弁天橋を渡り仲見世通りを抜け、江島神社辺津宮の急階段に挑む。中津宮、奥津宮は諦めて、ここで参拝の後しばらく暮れゆく湘南の海を眺める。この間におみくじを引いた2名の留学生が、「大吉」を引き当て大喜び。世の東西を問わず、女子学生の関心はみな同じと改めて感じた。

神社を降りる途中、ひとりの留学生の案内で海が見える隠れスポット(杉山検校の墓)に立ち寄りながら江の島弁天橋まで下りてくると、夕日がちょうど今まさに西の空に沈まんとしていた。皆、言葉を失い、この一瞬を永遠に残そうとカメラを向け無心にシャッターを押す。

大仏の向こうに見えた空の青、長谷寺のもみじの紅、七里ガ浜に打ち寄せる波の白、江ノ電の車窓から見た海の銀色、そして弁天橋から見た夕焼けの茜色、留学生にはこの日本の色がどのように見えたのか、暮れなずむ江の島を後に駅に向かう留学生の背中を見つめながらふと考えた。日本の思い出が素晴らしいものになるようにと祈りながら。

これで、古都鎌倉と湘南の海及び富士山を楽しむハイキングの全行程を無事に終了。小田急線片瀬江ノ島駅を出るころには周りはすっかり暗くなっていた。電車のシートに腰を沈めた参加者の一人が、手にした万歩計を見て「今日は2万歩だ!」と教えてくれた。参加した皆さまお疲れ様でした。

最後に、翌日の、参加した留学生の一言を紹介。「疲れたけど、とっても楽しかった」

今回のイベントで色々サポートしていただいた事務局の皆さま、ありがとうございました。参加した留学生諸君ならびに会員の皆さまご協力ありがとうございました。
この場を借りてお礼申し上げます。

長谷寺の前で高徳院大仏の前で
稲村ケ崎からの江の島と富士山江の島弁天橋からの夕日



戻る


Copyright © Mitsui Volunteer Network