本部(東京)/国際交流/駒沢大学(駒大部会)


江戸東京博物館&日本橋見学 (2018年4月22日実施)

駒澤大学部会 白井信雄
(三井住友銀行OB)

4月22日、駒澤部会では今年度最初のイベントとして、リニューアルされたばかりの江戸東京博物館(江戸博)&三井ゆかりの日本橋地区見学を実施。この4月に来日したばかりの学生を中心に12名の留学生と会員8名が参加。

当日は、4月にも関わらず真夏日の予報も出るほどの日でしたが、ほぼ全員が定刻に駒沢大学駅に集合。残念ながら諸般の事情による急な欠席者も出たが、総勢19名予定通り出発。会員1名は日本橋で合流。

コースは、まず江戸博を見学し両国で昼食、その後日本橋地区へ移動して日本橋、三越、三井本館、日銀本館等を見学、最後は室町の福徳神社を参拝するというもの。

江戸博では、誉田事務局長より手配いただいた無料入館券を留学生のために利用。昨年は、江戸博での着物着付け体験に参加。今年は、展示室もリニュアルされたことでもあり、ボランティアガイドさんに案内をお願いしじっくり見学することとした。米国からの留学生は、東アジア出身者に比べ日本語の理解度にばらつきがあるため、日本語のガイドさんに加え英語のガイドさんもお願いした。

江戸博内の展示では、江戸城と町割り、町民の暮らしなどに留学生は興味を示し熱心にガイドさんの説明を聞き入っていた。また、体験コーナーでは火消しの纏を自分で担いだり、大名駕籠に座ってポーズを決めたりするなど思い思いに「江戸」を楽しんでいた。さらに、神田須田町の山車に中国の関羽候が鎮座しているのを見つけた中国・台湾出身の留学生は、「なぜここに?」と驚きを隠せずしきりにカメラに収めていた。

歌舞伎小屋中村座の前で、予定外に「えどはく寄席」の新内(富士松延治太夫)の実演と三味線の紹介を聞くことができた。ただ、新内で江戸情緒を味わうには、来日間もない若い留学生には少し難しかったかもしれないが、7月に予定されている歌舞伎鑑賞につながる体験にはなったかと思う。

昼食は、両国駅隣接の両国江戸NOREN内の食堂でとる。留学生にとり一堂に会しての初めてのランチだったため、海鮮丼や刺身などを食べながらの会話も弾んだようだ。本イベントの目的の一つである学生間の交流促進にも貢献。

日本橋には、東京駅から徒歩で向かう。途中、呉服橋の交差点で「呉服橋」の表示を見つけた留学生から「川も見当たらないのに橋の表示、なぜ?」と質問あり。「元々江戸は水の都、東京へと発展する過程で川や堀は埋め立てられ道路に変わっていった」との会員の説明に一応うなずく留学生。日本橋に到着し、橋を覆う高速道路を見てどう思ったか。

石造りの現在の日本橋を渡り、三越と三井本館の間の通り(旧駿河町)に到着。「今の姿からは想像できないが、北斎が浮世絵(富嶽三十六景)で描いたように当時駿河町からは富士山が見えていた」との会員の説明に怪訝そうな表情の学生。会員が示した江戸の景観再現図や江戸市街中心部と富士山の位置関係を示す地図などを見て、ようやく納得。新緑の木々の向こうにはビルしか見えないこの場所で、当時の越後屋の人々が百キロ先の富士山を毎日眺めていたかと思うと、留学生ならずとも感慨にふける。

日銀本店前では、本館建設までの歴史を説明した後、本館を上空から眺めると漢字の「円」に見えると、配布した資料で説明。すると学生はすぐに反応。ただ、建設当時は「円」ではなく旧漢字の「圓」を使用していたと補足すると、さすがに漢字文化圏出身者「あ〜そうか」と理解も早い。ここで三井本館をバックに全員で記念写真撮影。

最後は、室町の福徳神社。ビルの谷間に佇む小さな神社。でも30度近い中をずっと歩いてきた我々には、福徳の森を渡る風が心地よい。ここで、学生はお参りの作法を会員から伝授された後、やや神妙な面持ちで参拝。その後しばし休息。この間、見事「大吉」を引き当てた米国出身の女子学生、東アジア出身の学生たちに事の重大性を教えられようやく理解、笑みを浮かべる。世の東西を問わず、女子学生の関心はみな同じと改めて感じた。

これで、江戸博と日本橋を見学するイベントは無事に終了、帰路につく。

今回のイベントで色々サポートしていただいた誉田事務局長はじめ事務局の皆さま、ありがとうございました。参加した留学生ならびに会員の皆さま、ご協力ありがとうございました。お陰さまで無事に終了できましたこと、この場をお借りしてお礼申し上げます。

                                         
江戸博、中村座の前で参加者一同熱心にガイドさんの説明を聞く留学生の皆さん
日銀本館前、三井本館をバックに参加者一同



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