本部(東京)/国際交流/駒沢大学(駒大部会)


江戸東京博物館見学と三井ゆかりの日本橋を訪ねて

(2019年4月21日実施)

駒澤大学部会 白井信雄
(三井住友銀行OB)

駒澤部会では、今年度最初のイベントとして、留学生11名と会員6名合計17名が参加し、4月21日に江戸東京博物館(江戸博)見学と三井ゆかりの日本橋地区を訪ねました。コースは、まず江戸博を見学し両国で昼食、その後日本橋地区へ移動して日本橋、三越、三井本館、日銀本館等を見学し、最後に日銀貨幣博物館を見学するというもの。

留学生は、この4月に来日したばかりの学生が中心ですが、全員遅れることなく駒沢大学駅に集合、予定通り両国の江戸博に向け出発(会員1名は現地江戸博で合流)。

江戸博では、まず敷地内入り口近くにある中国伝説上の生き物「贔屓(ビシ)」の背に乗る徳川家康公の像を見学。江戸(そして東京)繁栄の基礎を築いた家康公の像が、意外に東京には少ないと説明を受けやや怪訝な顔をする学生達。

江戸博見学にあたって、来日したばかりの留学生には江戸・東京の歴史をじっくり学んでもらいたいと思い、今年は3か国語(中、英、日)のボランティアガイドさんに案内をお願いした。

館内では、留学生は江戸城や大名屋敷の模型、町民の暮らしなどについて熱心にガイドさんの説明を聞いていた。また、体験コーナーでは荷物を運ぶ天秤棒を自分で担いだり、大名駕籠に座ってポーズを決めたりするなど思い思いに「江戸」を楽しんでいた。昨年は、時間の関係で「東京」ゾーンを見学する時間が少なかったが、今年はこちらもゆっくり見学。特に東アジアからの学生が、昭和40〜50年代の家電や当時の若者のファッション等に興味を示していたのが印象的だった。歌舞伎役者の展示の前では、足を止めて美しさに見入っていて、7月の歌舞伎鑑賞会への興味も高まったようだ。

昼食は両国駅隣接の両国江戸NOREN内の食堂でとる。来日したばかりの留学生にとり一堂に会しての初めてのランチだったため、海鮮丼や刺身定食などを食べながらの会話も弾んでいた。初めてのお刺身という学生にお刺身が大好きな学生が日本語で熱心に説明をしていたが、これを見てこのイベントのもう一つの目的も少しは果たせたかなと思っている(駒沢大学の場合、三井V-Net主催のイベントに参加する留学生の多くが交換留学生。今年もこの4月に来日し、これから1年間同じ寮で一緒に過ごす。大学側は、本イベントは学生同士の親睦が深まる機会にもなると期待も大きい)。

食事の後、地下鉄を利用して日本橋に移動。江戸博では復元した木造の初代日本橋を歩いたが、ここでは、第20代目となる石造りの現在の日本橋を歩く。築地に移る前までは魚市場がここにあったことを示す「日本橋魚市場発祥の地」の碑、日本の道路の始点であることを示す「日本国道路元標」等を見学。現在の日本橋を側でずっと見続けた「野村證券」のビルにも目が向く。「最近、1964年東京オリンピックに向けて作った日本橋を覆う高速道路を地下に埋める計画が発表になった」との会員の説明を学生はどう思って聞いたのか。

この後、三越本店前のライオン像を見ながら、三越と三井本館の間の通り(旧駿河町)に到着。「今の姿からは想像できないが、北斎が浮世絵(富嶽三十六景)で描いたように当時駿河町からは富士山が見えていた」との会員の説明に怪訝そうな表情の学生達。会員が示した江戸の景観再現図や江戸市街中心部と富士山の位置関係を示す地図などを見て、ようやく納得。新緑の木々の向こうにはビルしか見えないこの場所で、当時の越後屋の人や多くのお客様が百キロ先の富士山を眺めていたのかと思うと、留学生ならずとも感慨にふける。

三井本館を見た後の日銀本店前では、三井本館をバックに全員で記念写真撮影。

最後に、新しいデザインのお札に切り替わる発表を受け、今年から新たに加えた日銀貨幣博物館を見学。入り口で空港なみのチェックを受けた後に入館。入館料は無料。ここで、お金の歴史や最新の偽札防止印刷技術を体感したところで、本日の予定は終了。 貨幣博物館を後に、駒沢大学へ向かう帰路につく。

今回のイベントで色々サポートしていただいた誉田事務局長はじめ事務局の皆さま、ありがとうございました。

参加した留学生ならびに会員の皆さま、ご協力ありがとうございました。 お陰さまで無事に終了できましたこと、この場をお借りして改めてお礼申し上げます。

以上


江戸博、歌舞伎小屋中村座の真枝にて日銀本館前、三井本館をバックに
日銀貨幣博物館前にて両国でのランチ

江戸東京博物館&日本橋散策イベントに参加して

鍾品儀
(文学部・社会学科、義守大学《台湾》)

4月21日に三井ボランティアが主催した江戸東京博物館&日本橋散策に参加した。今回は4月に来たばかりの留学生と一緒に行くので、わたしはとてもわくわくした。

まず江戸博物館へ行った。じつは、日本に来たばかりの時、行ったことがある。今回の江戸博物館は二回目だ。二回目だけど、博物館の展示品が多くて、見甲斐があった。

江戸博物館入り口近くででむかえてくれたのは、江戸を造った徳川家康の像だった。面白いのは徳川家康の足下にいる動物だ。別の留学生がこれは亀なのと聞いてきた。「これは贔屓(びし)。中国の伝説上の生き物。贔屓は竜が生んだ神獣、重きを負うことが好きと言われる。だから徳川家康を乗せている」と教えてあげた。

江戸博物館に入ると、すぐに目に入ってきたのは「日本橋」だ。日本橋は五街道の起点となっていた。また、江戸時代は水運が中心なので、ここに様々な物質が集まり、流通の拠点になったそうだ。

外国人の私たちがよく理解できるようにと、三井ボランティアは中国語のガイドも用意してくれたので、以前分からなかったところはこの機会に理解できた。

江戸はお城を中心として武家地、寺社地、町人地の三つに分かれていた。江戸の約60%以上の土地が武家地、約20%程度の土地が寺社地。残りが、士農工商の人が住んでいた町人地だった。家は狭くて、商店と町人が住んでいた家とが一緒に並んでいた。展示されている人形は小さいが、生き生きとしている。こどもを連れているお母さんの人形もあるし、転んでいる人形もある。人形は細かいところまで表現してあるので、江戸時代の人々の生活がよく反映されている。

展示品の中でも、私が一番好きなのは、江戸時代のすしだ。味がいいかどうかわからないけど、この大きさは面白い。今、店で売っているすしの二倍だ。大きなすしは、仕事をしている人が早く食べられるようにと作られたそうだ。

江戸博物館の後、現在の日本橋を見に行って、三井本館、日本銀行本店、貨幣博物館を見学した。日本橋は思ったより短いが、柱の上には麒麟、獅子が飾られ、歴史を感じられる。日本橋は道路の起点で、周りには立派なデパートなどが多い。台湾も歴史的な建物は多いが、こんなに歴史のあるビジネスビルやデパートがたくさん集まっているのを見るのは初めてだ。

私は日本にきてもう半年過ぎたが、東京について知らないところがまだ多い。今回の機会で東京の歴史をよく知ることができた。 ありがとうございました。



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