本部(東京)/国際交流/横浜国大部会


留学生のための茶の湯体験教室(2016年6月11日)

横浜国大部会 佐々木隆雄(日本製鋼所OB)

多数の留学生が関心を寄せている、日本の慣習・しきたりの一つである着物の着付けと伝統文化の一翼を担う芸道(茶道、華道、書道等)の紹介を、部会の活動活性化のため行事・イベントを増やす方針の中に「インドアでの体験型イベント(インドア故に参加人数に限りはあるので年2回実施を考慮)」として組み込み、まず茶道(茶の湯)から始めることに部会員の賛同を得た。

後押ししてくれたのは、部会員である高田佳代子さんより事務局を通して、高田さんが講師として所属している東京市ヶ谷にある‘「清紫会」新・作法学院’の紹介「多岐にわたる扱い分野の中に日本のしきたり、マナー(和室でのふるまい、着物着付け、茶道、華道、香道)が主たる分野の一つとして含まれていること」と、講師30名程の半数が高田さんのように他に仕事を持った上で休日等を利用して活動しており、「ボランティア活動として教室主催のイベントを企画し講師としても参加できるという提案」を受けていたことである。又会場(和室)として、横国大長谷川先生の紹介もありYNU大岡インターナショナルレジデンス内にある和室16畳(8+8畳)を含み厨房を供える多目的スペースの大半を使用させてもらう承認を得ることができた。

高田さんと同僚の方と打ち合わせを重ね、私達が留学生への案内書作成、配信(配信、参加者の取り纏めは長谷川先生にお願いしました)、参加者よりの教材費(500円)徴収等のサポート役、高田さんを含む講師陣が英語にて教室を司会し留学生に体験をさせるという分担となった。

そして当日、参加留学生女子9名・男子6名の15名(19名の申し込み/4名キャンセル)、講師7名、部会員5名の総勢27名で14:00に教室を開始した。先ずは講義、講師が分担して茶道として日本の伝統文化として根付いた歴史&背景、茶室の説明(質素なるも清々しく、当日は床の間に花を飾り用意した掛け軸を掛ける実演もあり)、抹茶を含む茶道具の説明;基本マナー(箸の持ち方・動かし方、畳の上での正座・お辞儀)の講師による説明と実演に依る習得;そして講師による亭主として「茶を点てる」、客人として「菓子を皿代わりの懐紙に取り食べる&茶を飲む」の実演;6+6名&3+3(部会員が参加)名の対面方式2シフトで講師の方々の具体的な指導のもと実習体験へと進めていった。

私の理解では茶道は「和敬清寂」の信念に基づいて大成されているとのこと、和敬は亭主と客人の間の調和と尊敬、静寂は茶室の雰囲気で「清」は清々しく、「寂」は日本人の持つ美意識であるわびとさびにつながる静謐さを意味するようである。今回は多人数での体験教室であり茶の湯体験を通して和室での基本的な振る舞い・マナーをも体験したことになり和敬の本質ともいえる和気あいあいの雰囲気の中で集合写真を撮って終わりとなった。

(作法を学ぶ留学生)(留学生・会員での集合写真)

【茶の湯の会に参加した留学生の感想】

茶道の経験

横浜国大留学生 Tommaso Tommasi (イタリア)

初めての経験でした。茶道に対してのバックグラウンドの色々なことを習うのがとても面白かった です。そのほかに,自分自身でお茶を作れるきっかけが素晴らしかったです。こんなイベントが留学 生の日本文化への意識と興味を増やせると思うので,将来も提供しつづけるのが最高だと思います!

(お茶をたしなむ筆者)


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