本部(東京)/国際交流/横浜国大部会


2018年11月18日(日)着物正装体験イベント報告書

横浜国大部会
 佐々木隆雄(日本製鋼所OB)

実施日11月18日は、ちょうど1週間前の天気予報では雨の予想、それからヤキモキしながら予報を毎日チェックする日々を過ごしたこともあり、明けて嬉しや朝は薄曇りでしたが太陽も顔を出すという予報もある穏やかな天候でした。これだけで今回も留学生には着物着付けが終わったら外に出て歩くというデモンストレーションができて満足してもらえるだろうとほっとした気分になっていました。そして、集合場所である地下鉄伊勢佐木長者町駅に午前10時半頃から参加予定34名の留学生全員が顔を見せ会場である服飾文化研究会の建物に3回に分けて移動しました。不参加の学生がいなかったことで満足感が少し膨らみました。昨年より1時間早い午前11時には、会場に早く着いた学生から髪型のセット、襦袢への着替え等着付けが講師達の手により始まりました。今回も特に女性会員小川さん、安斎さん、田辺さんに着付けのお手伝い、学生と講師間のコミュニケーション等でお世話になりました。

今回は男性9名とこれまでの3名を大幅に上回る参加があり、少なくとも5名は参加してほしいとの思いを叶えてくれました。ポスター形式の案内書に羽織袴の正装で立つ男子留学生の写真を入れてアピールした効果もあったのかもしれません。羽織袴で正装した9名が並んで立っているのをじっくり見ると、確かに着物の色は抑制的であるにもかかわらず、またはそうであるが故かもしれませんが皆凛々しく、清々しく見えました。9名全員羽織は長着と同じく黒色、袴は7名が灰黒、または少し緑がかった灰黒の縞地で2名がダークブラウンの馬乗り袴でした。それと印象的だったのは長着の下にのぞく白い襟(着付けのところを見ていないので確かではありませんが、伊達襟ではなく、長着の下に着た女性の留袖と同じ白の重ねの襟だと思います)、羽織の白の結び目、白い足袋の白さが輝くように見えたことでした。

女子学生8名と言葉を交わすことができました。全員今着ている着物については満足で不満はなさそうでしたが、3名から「あの人の着ている色柄の着物も着てみたい」、「あの人の着ている着物のベースとなっている色は好きではないが裾のほうの色柄との組み合わせは素敵で洋服の上下を合わせるときの 参考になりそう」というような言葉も聞きました。 大勢のなかで、まるっきり異なった美意識の下で作られた着物を着てみて、自分の服装についての考え方、鑑賞眼が深まったのかもしれません。

全員の着付けが終わって、いつものように近くの厳島神社まで歩きそこで思い思いに写真を撮り合い、集合写真も撮りました。この神社の境内は小さいながらも基本の建物、構造物がありかつ更に小さいながら日本庭園もあり写真のバックとなるところが豊富でつい長居をしてしまいました。会場に戻り理事長より着物の歴史、反物&素材、色柄、作り方等の話を聞いて4時少し前に解散しました。1時間早く始めたにも拘わらず、終わったのは昨年より10分ほど早かっただけでした。今回は、広報という腕章をつけた講師の方もいて着付けを担当すると同時にスナップ写真をたくさん撮っていました。2019年6月に出す予定の服飾文化研究会会報にこの留学生のための着物正装体験についての記事を入れるためとのことでした。服飾文化研究会からみたこのイベントの印象等が書かれたもので知ることができるので更に意見交換してこのイベントを盛り上げていきたいと思います。

以上

(服飾文化研究会 渡邉会長(前方左側) 着物の歴史他説明)

(伊勢佐木町 厳島神社境内にて) (伊勢佐木町 厳島神社内境内、会員と共に)



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