中国支部(広島)文化・教育

活動レポート

オペラ公演「ラボエーム」のボランティア活動に参加しました
(2023.6.10~6.11)

中国支部事務局

オペラ鑑賞となるとなかなか敷居が高いと感じられる方が多いかと思いますが、文化に触れオペラを広く普及させることができるいいチャンスだと思い、2022年11月26日、27日の本公演「魔的※1」に続いて三井V-Net会員の皆さんへ2023年6月10日(土)と6月11日(日)の2日間オペラ公演「ラボエーム※2」のボランティア活動を案内させていただきました。

オペラ演目は「ラボエーム」プッチーニ作曲で1830年代のフランス・パリを舞台とした、屋根裏部屋で暮らす芸術家4人組の物語が描かれています。

6月10日、11日両日ともフラワーフェスティバルの開催日と重なりオペラ会場のJMSアステールプラザとフラワーフェスティバル主会場の広島平和記念公園が近くのため交通規制に影響されバスがJMSアステールプラザ前に停まらず歩いて向かことになり、ちょっとしたトラブルがありました。皆さん2停留所ほど歩いたそうです。

10日(土)三井V-Netより4名が参加しました。14:00に集合し開場までの1時間の間に当日のプログラムに直近で開催される他団体のコンサートなどのチラシを挟み込みました。翌日11日分のプログラムも用意ができました。まずはホットした瞬間でした。引き続き受付の準備をしなくてはいけません。チケットもぎり係、贈り物を預かる係の机も準備しました。

6月10日ボランティア活動の皆さん

6月10日ボランティア活動の皆さん

6月11日ボランティア活動の皆さん

6月11日ボランティア活動の皆さん

会場入り口の前には開場を待つお客さまが列を作っています。いよいよ開場です。お客さまがどんどん入ってこられました。私は入り口扉のあたりで会場案内をしました。「こんにちは!」「いらっしゃいませ!」と声をかけると『こんにちは』と返事が返ってきます。お客さまが席につきはじめると用意された席では座れない状態となりあわてて椅子を追加で並べました。開演後に入ってこられるお客さまは後ろで立って観ていました。その方々へ「もう少しで第1幕がおわります。空いている席に座ってください。」と声を掛けて歩きました。第2幕が始まったころには皆さん座っていました。私たちボランティアも座って鑑賞することができました。11日(日)は三井V-Net会員3名が参加しました。それぞれ①チケットもぎり②出演者への贈り物の預かり③会場扉の開閉の担当でした。第2幕が始まって、皆さん着席されたことを確認して、会場が満員のこともあり早々に退散しました。

オペラ「ラボエーム」は、美しい音楽と歌声に加えて、登場人物たちの感情や人間関係が深く描かれていて、心に強く残りました。このオペラ公演ボランティア活動を通して、オペラの魅力や楽しさを実感することができました。このボランティアは普段触れることがないオペラ鑑賞ができることでボランティア参加する三井V-Net会員の皆さんの楽しみの一つとなっていると感じました。

「ラボエーム」練習風景(※写真提供 広島オペラアンサンブル)

「ラボエーム」練習風景
(※写真提供 広島オペラアンサンブル)

最後に主催の広島オペラアンサンブル事務局から三井V-Net会員の皆さんの活動ぶりにとても感謝していますとの言葉をいただきました。

※1 オペラ「魔的」
モーツァルトが生涯の最後に完成させたオペラで現在もモーツァルトのオペラの中で一番の人気のオペラです。
王子タミーノは森の中に迷いこみます。「パミーナの肖像画」を見たタミーノは、彼女に一目惚れをします。タミーノは森で出会ったパパゲーノを従えて、捕らわれたパミーナを救出に向かいます。試練を乗り越えたタミーノは、最後にパミーナと結ばれます。

※2 オペラ「ラボエーム」プッチーニ作曲
1830年代のパリを舞台に、屋根裏部屋で暮らす貧しい芸術家たちの恋と生活を描いたオペラです。主人公は詩人のロドルフォとお針子のミミです。ふたりは一目惚れし、幸せな日々を過ごしますが、ミミは重い病に侵されています。ロドルフォはミミのために別れを告げますが、最後にもう一度会って愛を確かめ合います。しかし、ミミはロドルフォの腕の中で息を引き取ります。


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