中国支部(広島)文化・教育

活動レポート

車椅子ソフトボール体験会に参加して

中国支部事務局

2024年10月26日(土)・27日(日)に開催の「第2回車椅子ソフトボール&フレンドリーマッチ in Hiroshima 2024」を前に、2024年9月23日(日)に東広島市の広島県立リハビリテーションセンタースポーツ交流センター「おりづる」で行われた車椅子ソフトボール体験会に参加しました。

昨年の第1回では体験会に参加する機会がなく、次回こそは是非と思い、今回申し込みました。

体験会は、主催のNPO法人FOOT&WORK(注1)の下原理事長と車椅子ソフトボール協会(注2)の高山樹里会長による挨拶で幕を開けました。その後、協会副会長から車椅子の構造の違いや障害に応じてのクラス(持ち点:ゲームに参加選手の持ち点合計が21点以下)、ルール(試合、守備、投球)について丁寧な説明があり、いよいよ実技体験が始まりました。

まずは、車椅子を操りながら体育館内を走り回り、車椅子に乗ったままキャッチボールを体験。その後、守備練習では打球をキャッチして投げ返し、打撃練習では日本代表の江南選手が投げるボールを打ち返すという貴重な体験ができました。日本代表選手の投球を打つ機会を得たことは、とても幸運で感激しました。

体験会は約2時間30分にわたる内容でしたが、車椅子ならではの動きや、競技の奥深さを肌で感じることができ、非常に楽しく充実した時間となりました。

車椅子ソフトボールが教えてくれたもの
車椅子ソフトボールを通じて、障がい者と健常者、ジェンダーや年齢の壁を超え、誰もが同じフィールドで共に楽しむことの素晴らしさを実感しました。競技を通して人と人とのつながりが生まれ、共感や理解が深まることで、多様性を尊重することの大切さに改めて気付かされました。このような体験は、単にスポーツの枠を超えた貴重な学びの場となります。

日本代表とパラリンピックへの期待
日本の車椅子ソフトボール代表チームは、世界大会で優勝する実力を持っています。2028年のロスパラリンピックでの正式種目入りを目指しています。この素晴らしい競技が早期にパラリンピック正式種目として採用されるよう、多くの方に応援していただければと思います。

(注1) NPO法人FOOT&WORK
広島「安芸地区」を拠点に、地域コミュニティの向上や生活環境の改善を目指して活動する特定非営利活動法人。

(注2) 日本車椅子ソフトボール協会
日本国内の車椅子ソフトボール競技を統括する団体で、障がいの有無、性別、年齢、国籍を問わず、誰もが希望を持てる明るい社会の実現を目指して普及活動を行っています。

ゲーム前

ゲーム前

体験会が終わって

体験会が終わって


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