中国支部(広島)文化・教育

活動レポート

ミニオペラコンサート運営協力ボランティアに参加しました

中国支部事務局

2025年6月14日(土)・15日(日)の2日間、広島オペラアンサンブル(*注1)主催によるミニオペラコンサートの運営協力ボランティアに参加しました。

6/14(土)ボランティア参加の皆さん

6/14(土)ボランティア参加の皆さん

6/15(日)ボランティア参加の皆さん

6/15(日)ボランティア参加の皆さん

初日の14日(土)はあいにくの天候で、一時は激しい雨も降り、観客の来場が心配されました。しかし、開場前から多くの方が列をつくり、期待の高さがうかがえました。

ボランティア活動の役割:
 ・来場者の受付(チケットもぎり・プログラム渡し)
 ・出演者への花束・贈り物の受付
 ・会場内でのお客様の誘導
いずれも協力しながら円滑に進めることができました。

今回のミニオペラは2部構成で、 第1部はモーツァルトの楽曲を集めた華やかなガラコンサート(*注2)、 第2部ではオペラ《カヴァレリア・ルスティカーナ》が上演されました。

この作品は、劇中で演奏される「間奏曲(インテルメッツォ)」が特に有名で、多くのコンサートで独奏曲として取り上げられるほどの美しさを持っています。 人間の愚かさや情熱、愛と嫉妬が織り成すドラマは、時代を越えて深い共感と余韻を残すものでした。

ボランティア活動終了後は、客席でオペラ鑑賞も楽しむことができました。 音楽と舞台が織りなす臨場感と迫力に包まれ、改めてオペラの魅力を実感しました。

広島オペラアンサンブル提供オペラ<カヴァレリア・ルスティカーナ>ゲネプロ風景(*注3)

広島オペラアンサンブル提供
オペラ<カヴァレリア・ルスティカーナ>ゲネプロ風景(*注3)

なお、次回の本公演は2025年11月22日(土)・23日(日)に予定されており、人気演目の《カルメン》が上演されます。 皆さまもぜひ運営協力ボランティアとして参加し、生の舞台の感動を一緒に体感してみませんか。

《カヴァレリア・ルスティカーナ》あらすじ
イタリア・シチリアの村を舞台に展開する、愛・裏切り・復讐の物語(作曲:ピエトロ・マスカーニ)。
若者トゥリッドゥは、かつての恋人ローラと密かに関係を再開します。 しかしローラはすでにアルフィオという男性と結婚しており、トゥリッドゥの現在の恋人サントゥッツァは二人の関係に深く苦しんでいました。

サントゥッツァは怒りと絶望から、ローラの夫アルフィオに浮気の事実を伝えてしまいます。 真実を知ったアルフィオは激怒し、トゥリッドゥに決闘を申し込みます。 そして物語は、誰も望まなかった悲劇的な結末へと突き進んでいきます。

*注1: 広島オペラアンサンブル
1980年に設立された団体で、総合芸術としてのオペラを通じた文化の普及・発展を目的としています。 質の高い舞台づくりをコンセプトに、広島県の文化意識の向上にも寄与しています。

*注2:ガラコンサート
「特別公演」や「記念演奏会」など、祝祭的な意味合いを持つコンサート。 「ガラ(gala)」はスペイン語で「祝祭」や「公的なパーティー」を意味します。

*注3: ゲネプロ
公演初日前に行われる最終的な通しのリハーサルのこと。衣装やメイクはもちろん、照明や音響など全て本番と同条件で進行し、監督・役者・スタッフ・オーケストラなど作品に関わる全ての人が全体的な流れを共有するための時間です。


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