中国支部(広島)環境保全

活動レポート

G7広島サミット2023が終わり平和記念公園清掃活動を行って(2023.5.28)

中国支部事務局

2023年5月28日(日)、広島平和記念公園で第176回目の清掃活動が行われました。本来は5月21日(日)に行う予定でしたが、G7広島サミット2023開催に伴って1週間ずらしての開催でした。G7サミットではG7首脳やゼレンスキー大統領の原爆死没者慰霊碑への献花は記憶に新しいと思います。

G7首脳植樹の被爆桜

G7首脳植樹の被爆桜

曇り空の中、28名の参加者たちは清掃活動に取り組みました。この清掃活動は、三井V-Net中国支部が主催する行事のひとつで、毎月第3日曜日に行われています。平和の象徴である平和公園を守るためです。清掃活動参加者たちは、公園内に捨てられているペットボトル、カン、ビン、タバコの吸い殻などのごみを拾い集めました。
G7広島サミットが終わった1週間後、多くの観光客が平和公園を訪れていました。サミット開催前にはCivil7(※1)という市民組織である団体がG7開催前に提言をまとめて岸田首相へ提出する活動を行っていました。また、平和公園内の国際会議場では「みんなの市民サミット2023」で多くのイベントが開催されていました。
広島平和公園内の国際会議場フェニックスホールでは安芸府中高校折り鶴プロジェクト有志よる紙芝居「原爆の子 さだ子の願い」という作品や「木本いず美YAMATO」というアーティストの「平和の音楽と映像を通して核兵器廃絶を訴える」動画やライブが行われました。
「みんなの市民サミット(※2)」のテーマは、「核のない、誰ひとり、取り残さない、持続可能な社会づくり」です。参加者たちは、このテーマに沿って考え方や意見交換をし、自らの行動や社会の在り方を見直す機会を得ました。

広島市は、被爆地であると同時に、平和の象徴でもあります。このような清掃活動やサミットを通じて、市民たちは平和への思いを共有し、世界に向けて平和へのメッセージを発信することができます。今後もこのような取り組みが続けられ、平和な社会の実現に向けて進んでいくことを願っています。

※1:Civil7(C7)は、G7の公式エンゲージメント・グループの1つで、グローバル課題に関してG7と対話するための市民社会組織のネットワークです。70カ国以上から約700名の代表者が参加し、6つのワーキンググループにおいて、分野ごとに具体的な政策提言を行います。

※2:「みんなの市民サミット2023」とは、G7広島サミットに合わせて、広島市内で開催された市民社会のイベントです。国内外のNPO/NGOやユース、企業、自治体などが参加し、「核のない、誰ひとり取り残さない、持続可能な社会づくり」をテーマに、G7サミットや社会課題について情報交換や学びあいを行いました。また、Civil7(C7)というG7の公式エンゲージメント・グループの一つである市民組織のネットワークも参加し、G7サミットに対する政策提言を行いました。このイベントは、市民サミット実行委員会という国内外の市民社会組織や個人の有志から構成される団体が主催しました。

清掃活動参加の皆さん

清掃活動参加の皆さん


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