中国支部(広島)福祉

活動レポート

車椅子介助ボランティアとして迎えた朝

中国支部 事務局

今年も8月6日の朝が静かに始まりました。午前5時30分、広島平和記念公園の噴水前に立つ「嵐の中の母子像」の周りには、被爆者や遺族の方々を支えるために集まったボランティアが次々と集まってきました。

集合場所となった「嵐の中の母子像」は、彫刻家・本郷新の作品(建立年月日 昭和35年(1960年)8月5日)で、人間愛をテーマにしたモニュメントとして知られています。母が子を抱きしめる姿には、「 襲いかかる業苦に耐え、悲しみを乗り越えていく母親の強い愛情を示す像に市民の平和への願い」が託されています(ひろしま公式観光サイトより)。
この像に見守られながら、早朝の静かな緊張感の中で一日の準備が進みました。母が子を抱きしめる姿は、苦難の中でも未来を守ろうとする「母の強い愛情と平和への願い」の強さを象徴し、式典の日の空気と静かに響き合っていました。

嵐の中の母子像(ひろしま公式観光サイトより)

嵐の中の母子像
(ひろしま公式観光サイトより)

担当ごとに配置につき、式典に参加される方々を迎えました。
車椅子を必要とする方には声をかけて移動を補助し、国際会議場へ向かう方には車椅子介助をしながら案内しました。
身体障害者席や車椅子席の誘導も行いながら、参加者が安心して式典に参加できるよう一人ひとりに寄り添いました。
早朝の公園には、静けさの中にも「この日を共に迎える」という連帯感が漂っていました。
式典では、広島市長、広島県知事、国連事務総長(代読)がそれぞれ平和への思いを述べられました。
8月6日のボランティア活動は、ただの案内や介助ではなく、「この日をどう迎えるか」を参加者と共に考える時間でもありました。
早朝の公園で交わされた小さな声かけや、車椅子を押す手の温かさ。
それらが積み重なって、広島の平和への願いを静かに支えていることを実感した一日でした。


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