本部(東京)福祉

活動レポート

エリザベス・サンダース・ホーム お絵描き会(2023年11月4日)

湘南倶楽部会員 安本 喜英(日本製鋼所)

1.実施に至った経緯

わたし自身、絵描きはど素人で、2000年頃から、全国、世界各地の出張時、時間があれば、その土地の気に入った景色等、毎度携帯水彩画セット絵葉書大で描いてました。ある時自宅の庭で絵を描いてるとき、近所の向かいの小学校1年生の女の子が一人ひょっこり現れ、わたしも絵が描きたいとのこと。絵の道具を貸し、好きなもの、庭に咲いてる花とかで、自由に描かせたら、最初はちっちゃな花でしたが、2枚目から自由奔放にこころの中のお母さんを含めた心象風景をすてきな色づかいで絵描き、誰も教えなくても天性のもの持っていると実感しました。

2.当日の開催模様

今年、三井V-Net湘南倶楽部に入会、大磯にあるエリザベス・サンダース・ホーム(以下ESH)での清掃や子供たちとの木工教室などのボランティア活動に参加しました。

この子供たちと会うことで、以前自宅の庭先で一緒に絵を描いた子供のことを思い出しました。天性のセンスを持ち合わせる子供には、何も教えることなんてなし、勝手に絵を描かしてみたい、そしてそのセンスを褒めてあげたいという思いから、この子供たちと絵描きをすることができたら楽しい時間ができるのではとV-Net本部事務局に提案したところ、子供たちとのお絵描き会を初めて開催することが決定しました。

今回のような葉書への絵描きをしたことがない子供が多数のため、どのように進めるか考えましたが、出たとこ勝負でまずは絵を描いてみようからはじめました。

当日のお絵描き会には幼稚園児、小学生を中心とした25名の子供たちと4~5名の職員の皆さん、急きょ賛同いただいた襖絵師の方、更に湘南倶楽部会員、事務局7名が参加しました。最初は身近な、庭山にあった笹の葉とセミの抜け殻などをサンプルとして、絵を描いてみました。初めての絵描きは、筆、絵の具をどう使い、描いてよいかを自らがトライアンドエラーで経験しながら、なんとか描きました。

それぞれの絵、色、構成を褒めて、2枚目を描き始めると、各人絵葉書からはみ出す勢いで、好きなものを描き始めたら、それぞれの絵は生き生きと個性的で、わたし達の予想外のとどまるところをしらない感性の色彩、構成が自由な素晴らしい作品ができました。

何枚か描いた絵の中で、気に入った1枚を額縁に入れて並べ、襖絵師の方と子供たち一人一人の作品を紹介するとともに、みんなの絵が素晴らしいことを褒めました。

子供達は大喜び、なんか自分が、画家になった気分。これぞ、本当のちびっこ画家が、誕生したのかも知れません。将来、この中から画家さんになる夢もありかなと思いながら、お絵描き会を終了しました。終了前には子供たちに「2回目のお絵描き会を希望する人、手を挙げて」と声をかけましたが、ほぼ全部の子供たちが手を精一杯高く挙げてくれました。

第2回目のお絵描き会も楽しみですね。


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