関西支部(大阪)国際交流
神戸大学で4年ぶりの書道教室
登録会員 太田 正隆
神戸市灘区の神戸大学グローバル教育センターで7月10日(月)、コロナ禍を挟んで4年ぶりに書道(習字)教室を開きました。参加したのは夏季特別プログラムで留学中の学生7人のほかボランティアスタッフなど10人。講師は毎日書道会会員の北岡瑞桐先生と筒井忍先生で、大学の授業と同じ90分で日本文化の一つ、書道のイロハを体験しました。
留学生は韓国から6人とロシアからの1人、筆、硯(すずり)、墨、半紙など書道の道具を手にするのはロシアからの留学生は初めて、韓国の留学生もわずかに筆を持ったことがある程度で、一行を書く、一点を書く、マルを書くという基礎から、起筆(スタート)、はね(ジャンプ)、終筆(エンディング)などの筆遣いを巡回指導を受けながら体験しました。
うちわに「克」を書き入れる留学生
ボランティアは道具の使い方の説明や、北岡先生の「模倣ではなく個性を大切に」という考えを英語やハングルを交え留学生に伝えるとともに、「そこは力を入れて」「バランスや空白が大事」「上手になりました」と拍手や誉め言葉を交えてバックアップ。留学生は応用として北岡先生が出題した「克」の文字をそれぞれ、うちわに書き入れて、笑顔でレッスンを終えました。
最上段左端が筆者
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