関西支部(大阪)

活動レポート

「これだ!」と感じた瞬間から始まった半年間
――関西万博・街ボランティア活動を振り返って――

藤井 和正 (三井化学OB)

2024年春、三井V-Netから万博ボランティア募集の紹介メールが届きました。
その瞬間、「これだ!」と直感し、すぐに万博ボランティア事務局へ申し込みました。
説明を聞くためにボランティアセンターを訪れ、その場で正式に応募。
抽選の結果、残念ながら会場ボランティアには落選しましたが、「街ボランティア」として参加できることになりました。

街ボランティアは、主要駅で国内外の訪問客をサポートする役割です。
E-learningを修了し、ユニフォームも届いて、あとは開幕を待つばかりとなりました。
幸運にも、4月5日の会場テストランに参加する機会を得て、まだオープンしていない万博会場内のパビリオンを見学することができました。

初めての活動は4月24日の新大阪駅。
緊張しながらのスタートでしたが、海外からの訪問客の質問に対応する中で、会場へのアクセスなどを説明すると、単語を並べただけの英語でも意外と通じることに驚きました。
「伝えたい」「知りたい」という気持ちがあれば、言葉は通じるものだと実感しました。
活動が進むにつれ、チケットやパビリオン予約に関する質問が増えていきました。
正規に購入された方や海外からの来訪者に、予約の難しさを説明しなければならない場面もあり、心苦しく感じることもありました。
半年間で計12回のボランティア活動を行いました。

内訳は、新大阪駅8回、大阪駅2回、大阪ヘルスケアパビリオン2回です。
最後の活動は10月6日の新大阪駅。
スタッフや仲良くなったボランティア仲間とたくさん記念写真を撮り、名残惜しみながら再会を誓って解散しました。

振り返ってみると、あっという間の半年間でしたが、万博に関わることができた満足感と、世界中の人々とつながることができた充実感に満ちた、かけがえのない経験となりました。

筆者

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