■ 関西支部(大阪)/国際交流/立命館大学

遠藤さんと建築を通して日本語の勉強

サッタルジャウォン・パカワット
立命館大学留学生

立命館大学理工学研究科建築都市デザイン専攻のタイ留学生、サッタルジャウォン・パカワットと申します。2012年11月から遠藤さんとの交流を始めました。私は日本語、特に専門分野に関する日本語をもっと理解したいので、よく建築に関するテーマを選んで遠藤さんと勉強をしました。

常にやる事は、宿題として建築につい ての記事を翻訳しておいて会う時にその記事を読んだり意味を確かめ合ったりします。遠藤さんは日本語の先生でも、建築家でもありませんが、いつも頑張って分かりやすく説明してくれました。記事は時々遠藤さんが新聞や図書館の本から面白そうなものを勧めてくれました。そして、私も自分で建築のコンセプトを説明する記事をよく選びました。

そして作文を書く練習もやりました。例えば、私が研究室の建築見学旅行に行った後に、見た物に対する意見あるいは得た体験を書いて、後で遠藤さんが訂正したり、別の表現を説明したりしてくれました。このような勉強をすると、単語や文法がだんだん分かるようになりました。

さらに、遠藤さんは時々建築に関するイベントや場所を紹介してくれて一緒に行きました。1回目は大阪で「大成建設創業140周年記念講演会・セミナー講演会」に参加しました。日本の建築会社の公式発表会や会社の歴史と未来へのビジョンの記念展を見ることができて本当にいい経験でした。その他、世界的に有名な建築家「安藤忠雄」さんの作品「司馬遼太郎記念館」も一緒に訪問して、お互いの意見を話し合いました。建築家ではない遠藤さんと意見を交流できたからこそ、建築の視野がもっと広くなりました。

また、私達は勉強の事だけではなく、お互いの食文化の交流もしました。1回目の食事会に遠藤さんの奥様が参加してくれました。次に、私もタイ人の友達を遠藤さんに紹介してタイ料理を食べながら、日本とタイのことを教え合いました。その時、私と友達は遠藤さんから人生の教えをたくさんもらいました。

遠藤さんのお陰で、私は色々な大切な経験ができてありがとうございました。お世話になりました。


タイ留学生パカワット君との交流

会員 遠藤 哲彦(東レOB)

三井V-Netへは昨夏入会、11月より立命館大学草津キャンパス(BKC)にてタイ国から留学中の パカワット君と交流しています。彼は理工学部都市計画デザイン専攻修士1年、25歳です。交流目的は「日本語が もっと上手になりたい」、「日本人の生活や日本の建物について知りたい」でした。私は機械屋で繊維機械の設計・開発 の経験はあるが、建築は素人です。それで良ければ交流しましょうということになった。事務局前田様、紹介と仲介あり がとうございました。

日本語の教材としては先ず朝日新聞「天声人語」を選び声を出して読んでもらい、解らない単語・文章を説明することから始めた。直ぐに判ったことは、彼は日常会話的なことは既にマスターしていた。3年前に名古屋南山大学に9ヶ月間留学、日本語と日本文化を学んだ経験があった。この間日本人家庭にホームステイしていた。今回の留学は日本国の国費留学生であり、タイ全国からの3名のうちの一人とも聞いた。やはり呑み込みが早く、予習もきちんとして来ます。 それでも「天声人語」は短い文章表現で中味の濃いものですから、1日分を2回の交流(1.5〜2 Hr/回) に分けて勉強しました。彼は英語も堪能で、これも理解の助けになりました。確か最初のテーマは 「中央自動車道・笹子トンネル天井崩落事故」と記憶しますが、話は天井構造や日本のインフラ整備や劣化へと 発展しました。

日本の正月行事の話題から、新年早々息抜きに大津のタイ料理のレストランに連れて行きました。 家内を入れた3名で昼間からタイ産ビール、「トムヤムクン」、「グリーンカレー」などを賞味しました。彼はチェン マイ出身ですが、両親や兄妹の話もしてくれました。また、立命館大に留学中のタイ人数名と食事をしたり、 旅行したりしていることが判り安心しました。

今年1月末には、大阪の「大成建設創立140周年記念展」に連れて行き、同社が手掛けた主要な 建物の写真展示を見たり、同時開催の「液状化対策」、「内陸型水族館」、「ゼロ・エネルギー・ビル」のセミナーを 聴講したりしました。その時の写真を添付します。

次の教材をどうしたものか考えていたら、彼から学術論文「中山間地域の棚田保全云々」を読みたいと 申し出があり、4回程取り上げました。「日本の里山」に興味があるとのこと。九大の博士論文で用語、言い回しがかな り難解だったが、何とか主要部をお付き合いした。どこの言葉でも同じだが、色んなレベルの言語表現があることを 説明した。

引き続き安藤忠雄氏のエッセイや「司馬遼太郎記念館」ホームページなどを教材に月2回の交流を 続けている。4月28日にはこの記念館を一緒に訪ねることにしている。