本部(東京)国際交流

活動レポート

2022年度 千葉大部会「ワークショップ」を3年ぶりに開催

千葉大部会 岩瀬 英樹(三井住友銀行OB)

留学生のための就活サポートを主目的として、10年以上前から毎年開催して来たワークショップ。コロナ禍で中断していましたが3年ぶりに復活し、12月13日(火)、20日(火)の2回にわたり延べ26名の留学生が参加しました(三井V-Netメンバーは8名、延べ15名)。

*第1回目の講義内容

・「日本企業が求める留学生と就活活動のポイント」(岩瀬)

・「日本企業での就職体験」 (留学生OG 張 琦さん)

・質疑応答
冒頭の定番テーマである就活の概要に次いで、今回は中国留学生OGの張さんから自身の就活体験と日本企業の職場について丁寧な説明があり、聴講者たちは先輩の経験談、特に就活の核となる「自己分析」手法について熱心に聞き入っていました。質疑では、職場での日本語力の比重とコミュニケーションの仕方などへの不安を問う真剣な声が多かったですが、自信に満ちた張さんの応答は傍(はた)で聞いていても見事なもので、今回の講演の華となりました。

*第2回目の講義内容

・牧田雄介氏(日本製紙OB)の体験談

・留学生からの質問に対する回答、解説

・グループディスカッション

・アンケート
恒例となっている三井V-Netメンバーの体験談は、製紙会社の環境ビジネスモデルをPRしながら自身の歩んだ企業内活動の解説で、豊富な資料を提供して留学生たちに世界的な環境問題への関心を求めたもので、さすがに三井の力を感じさせる良い講演でした。
2番目の「留学生からの質問」に対する回答は、1回目とは異なる中国留学生OBからの書面回答となったので、見城教授が代理で応答しました。
最後は、3グループに分かれて30分以上のディスカッションでにぎわい、アンケート提出後集合写真を撮って締めくくりました。

今回は、コロナ禍での留学生の減少、日本企業の就活環境の変化などもあり、学生達の関心が低いとの懸念はありましたが、ふたを開けてみると熱心な聴講者が集まり活発な質疑が交わされました。われわれ三井V-Netのサポート体制も3年ぶりで、さびついたワークショップにならないかと不安がありましたが、従来にまさる手応えを残せました。

第1回目の集合写真(前列左から3人目が筆者)

第1回目の集合写真(前列左から3人目が筆者)


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