本部(東京)国際交流

活動レポート

留学生のための就職活動支援ワークショップ(2023年11月15日・30日)

千葉大部会 南 均(東洋エンジニアリングOB)

留学生の就活支援を主目的としたワークショップを昨年に続いて11月15日(水)に第一回目、11月30日(木)に第二回目を開催しました。

第一回目は9名、第二回目は7名の留学生が参加しました。(中国、韓国、台湾、インドネシアなど)
三井V-Net側は7名での対応でした。

第一回目の講義内容

-講義 岩瀬 英樹氏(三井住友銀行OB)「日本企業が求める留学生と就職活動のポイント」
日本の就活事情についての一般的説明を行いました。

-特別講義 張 琦氏(イオンデイライト勤務)
千葉大学留学生のOBである張氏の講義は昨年好評であったので今年もお願いしました。留学生が日本企業への就職活動を行う場合の心構えや注意すべき点など、自らの例を紹介して留学生ならではの視点からの解説は、参加者の関心を集めていました。

-ワークショップ
参加者が3組に分かれて三井V-Netメンバーとの質疑応答を実施。

第二回目の講義内容

-講義 南「東洋エンジニアリングでの勤務体験」
同社の業務内容、キャリア、採用状況などを日本企業で働く一例として説明。

-ワークショップ
第一回目と同様3組に分かれて質疑応答を実施。約一時間にわたって活発な議論がなされました。

参加者からは母国の就職事情の悪化という背景もあるのか日本企業への就職の熱意というものを感じました。三井V-Netとして日本での就職を希望する留学生を少しでも支援できる場所を提供できたことは有意義だったと思ったと同時に、より有益な情報・アドバイスを与えられるよう我々もしっかり準備をしておく必要性を痛感した次第です。

参加者の感想
本ワークショップに参加した留学生にはアンケートをお願いして感想・意見を記入してもらいました。以下に代表的なものをピックアップして紹介します。
今後の就活支援活動の際に参考にしたいと考えています。

岩瀬英樹氏の講義に対して
「日本の就職活動の概要を勉強することができた。」(台湾出身)
「就活スケジュールを知ることができた。」(中国出身)
「日本での就職に必要な心得を説明してもらった。」(韓国出身)
「会社がほしい人材像がわかった。自分をPRする方法を知りたい。」(中国出身)

張琦氏の特別講義に対して
「外国人の視点から日本企業の職場のさまざまな解説を聞いて役立った。自己分析の重要性もこれから大切にしていきたい。」(中国出身)
「“企業研究”と“自己紹介”についての知識を得ることができた。」(中国出身)
「具体的な採用状況・方法がわかってよかった。」(韓国出身)
「エントリーシートの記入方法と注意点が勉強できた。」(中国出身)
「イオンの社内留学制度は面白いと感じた。またイオンでの日常的な業務についても知りたいと思った。」(中国出身)

南均氏の講義に対して
「仕事を選ぶときに給料だけでなく他にも重要なことがあると感じた。」(台湾出身)
「日本企業への就職の過程が理解できた。」(韓国出身)
「東洋エンジニアリングがどういう会社がよくわかった。」(韓国出身)

三井V-Netに期待すること
「企業見学、面接体験」(台湾出身)
「短期留学生が日本企業に就職するためのアドバイスもほしい。」(韓国出身)
「面接、筆記試験などのトレーニングを希望。」(ドイツ出身)
「今回のような就職についてわかる講義を多くなればよい。」(韓国出身)
「面接試験のワークショップを希望。」(中国出身)
「三井V-Netメンバーとのワークショップの時間をもっと長くとってほしかった。」(韓国出身)
「留学生OBたちと話せる時間があればいいと思った。」(韓国出身)

筆者は前列左端

筆者は前列左端


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