本部(東京)国際交流
留学生のための就職活動支援ワークショップ(2024年度)
千葉大部会 真期大輔
(三井住友海上OB)
留学生の就活支援を主目的としたワークショップを開催しましたので、以下の通り報告いたします。
1. 第一回目【11月12日(火)】
(1)参加者 留学生:8名(中国、韓国、台湾、グアテマラ) 三井V-Net:6名
(2)講義内容
①「日本企業が求める留学生と就職活動のポイント」
講師:正木 進氏(三井化学OB)
内容:日本の就活事情についての一般的な説明を行いました。
②「日本企業について(勤務経験に基づいて)」
講師:張 琦氏(イオンデイライト勤務)
内容:留学生が日本企業への就活を行う場合の心構えや注意点などについて、自らの実体験を踏まえながら留学生ならではの視点から解説しました。
(3)ワークショップ
留学生が文系と理系に分かれて三井V-Netメンバーとの質疑応答を実施。
就活に有効な資格やインターンシップ、面接を受ける際のポイントなど多数の質問が寄せられ、留学生の関心の高さが伺えました。
2. 第二回目【11月19日(火)】
(1)参加者 留学生:4名(中国、韓国) 三井V-Net:6名
(2)講義内容
①「私の会社勤めをふりかえって~「三井住友海上」での経験」
講師:真期 大輔氏(三井住友海上OB)
内容:三井住友海上の会社案内および就活をする際のポイントについて、具体的な説明を行いました。
(3)ワークショップ
一回目と同様に留学生と三井V-Netメンバーとの質疑応答を実施。
3. 総評
参加者からは、母国での就職ではなく日本へ留学した経験を活かして日本企業へ就職したいという熱意を感じると同時に情報が少ないことへの不安も見受けられました。三井V-Netとして、日本での就職を希望する留学生を少しでも支援できる場所を提供できたことは大変有意義だったと感じたと同時に、毎年変化する就活状況を的確に把握したうえで学生に説明する必要があることから、情報収集方法等の課題も見つかりました。留学生の減少も踏まえ次年度の開催内容も検討する必要があります。
<ワークショップ参加者の感想>
本ワークショップに参加した留学生には、アンケートを依頼して感想・意見を記入して貰ったので以下に代表的なものを紹介するとともに、今後の就活支援活動の際の参考にしていきます。
◆正木進氏の講義に対して
「配布された冊子【外国人留学生のための就活ガイド】のポイントを簡潔に説明してくれて有難かった」(中国出身)
「留学生の就職状況を把握することができた」(中国出身)
「より具体的な話をしてくれたら更に良かった」(中国出身)
◆張琦氏の特別講義に対して
「外国人ならではの就職に対する考え方を教わることができた」(中国出身)
「自分の特徴を見つけて、会社の採用基準に合うかどうかを判断したい」(中国出身)
「まだやりたいことが見つかっていないが、OGの具体的な話を聞くことにより前向きに考えることができた」(中国出身)
◆真期大輔氏の講義に対して
「三井住友海上への理解が深まった」(中国出身)
「保険の種類や具体的な商品内容を知ることができた」(中国出身)
「面接官の評価ポイントを知ることができたので、今後の就活の役に立つと感じた」(中国出身)
◆三井V-Netに期待すること
「もっとこのような活動を行って貰いたい」(中国出身)
「三井V-Netの皆さんが経験された就活の話を聞きたい」(中国出身)

参加者の皆さん

グループワーク風景
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