本部(東京)国際交流
浴衣体験会および交流会開催報告(2023年7月8日)
駒澤大学部会 白井 信雄
(三井住友銀行OB)
駒澤大学部会では例年留学生のみなさんに浴衣を実際に着て頂く浴衣体験会を開催しており、今年も7月8日(土)、駒澤大学日本館和室にて開催しました。
参加者は留学生4名(フランス2名、台湾1名、韓国1名)と会員8名合計14名。前年と同様に深沢キャンパス内の日本館和室をお借りすることができました。日本庭園に面した三間続きの広い和室は、浴衣体験を通して日本文化を肌で感じてもらうのに最適な環境です。
当日は、留学生が選びやすいようにと畳の上に会員が持ち寄った浴衣や帯、髪飾り、扇子、うちわなどを並べて留学生の来場を待ちました。時間を過ぎても来場しない留学生を大学の寮迄会員が様子を見に行くなどのハプニングもありましたが、予定通り4名全員が揃い浴衣体験会を開始することができました。
なお、この留学生は6月30日に事前準備のために集まった会員の着付けモデル(着付けの練習台?)になってくれた留学生でもありました。自分が着たい浴衣を決めていて「予約」までしていたので、浴衣体験会に欠席はしないだろうと会員が寮迄様子を見に出かけた次第です。「テストの準備で夜遅くまで起きていたうえに携帯電話の電池切れで目覚ましも機能しなかった」ようです。
参加の留学生には自分で好きな浴衣等を選んでもらいました。浴衣の着付けはモデルの協力もあって女性会員による事前の手順確認ができていたので、ベテラン荒山様のご欠席の穴をなんとか埋め無事に完了。留学生はそれぞれ思い思いのポーズをとりながら写真を撮ったりして楽しんでいました。
その後は、会員指導によるミニ茶道体験会に。今年は実際にお茶をたててのミニお茶会となりました。持ち寄ったお干菓子などを頂きながら畳に浴衣を着て座りゆっくりとおしゃべりをする、留学生にとってもよい思い出となる茶会になったのではと思います。特に、この春来日した留学生は留学期間半年の学生が多く例年秋開催の茶道体験会には参加できないので良い機会になりました。
留学生は浴衣を着たまま日本庭園や深沢キャンパス内外をしばらく散策した後に、次のイベントである交流会(留学生と会員との)の会場に向かいました。
交流会の会場としてお借りした小ホールがある洋館は、当事業団の運営会員会社三越伊勢丹HD様が1972年に吉田五十八氏の設計監修で建築し迎賓館として活用されていた「旧三越シルバーハウス」で、1999年に日本庭園と一緒に駒澤大学が購入されたものです。(付属の日本館は1982年に増築されたもの)こうした当事業団と縁の深い場所で交流会が行えるのも駒大部会ならではです。(今回初めてお借りしましたが…)
現在駒大に交換留学生として来日している留学生のうち1名を除き7名が留学生活を終えこの8月上旬までに帰国(または他の大学に再留学)する予定ですので、この交流会はお別れ会も兼ねた最後のイベントとなりました。 今年度は留学期間半年の学生が多いうえに予定していたイベントが2件雨のため中止になるなど留学生と会員との交流の機会が例年になく少なかったので、お弁当を頂きながらの短い時間ではありましたが留学生のみなさんとゆっくり話ができたことは大変良かったと思います。
最後になりますが、今回の浴衣体験会および交流会の開催にご協力いただいた駒大国際センターの皆さま、本部事務局ならびに会員の皆さまに改めてお礼申し上げます。
以上
浴衣体験会
駒大国際センターの田中様を囲んで
交流会
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