本部(東京)国際交流

活動レポート

鎌倉散策実施報告(2023年10月29日)

駒澤大学部会 白井信雄
(三井住友銀行OB)

駒澤大学部会では、下半期恒例の古都鎌倉を楽しむイベントを10月29日㈯に実施しました。コロナ明けの今年9月に来日した留学生にとっては最初のイベントになり、留学生9名(昨年比6名増)が参加、会員も6名が参加し合計15名となりました。

今回のコースは、鎌倉駅前から市役所通りを経由して高徳院(大仏)、長谷寺、御霊神社まで徒歩で、長谷駅から江ノ電で鎌倉に戻り、段蔓(だんかずら)を歩いて鶴岡八幡宮に向かうというものです。会員の要望もあり、前回は訪れた稲村ケ崎をカットし御霊神社から江ノ電で鎌倉駅に回るコースとしました。

当日は誰一人遅れることなく全員が定刻の8時30分に駒沢大学駅に集合してくれたので、予定通り鎌倉へ向かうことができました。当日の天気予報では午前中少し雨が残るとのことでしたが、鎌倉駅から高徳院(鎌倉大仏)までの30分ほどの道は雨に降られることもなく歩むことができました。高徳院に着くと、留学生はみな、秋の澄み切った青空を背に鎮座する大仏の姿をせっせとカメラに収めていました。

境内には海外からの観光客が目立って、改めてインバウンドの回復を感じました。昨年は感染防止対策の一環で大仏の体内に入ることができなかったのですが、今年は解禁されて内部から見たり触ったりすることができたので、留学生は鋳造(ちゅうぞう)の大仏を実感することができたと思います。

高徳院を出た後は、すぐ目の前の鎌倉観光会館味亭で名物の「とり御膳」の昼食です。食後は、今年も若い留学生にはインスタ映えするソフトクリームが大人気で、互いに写真を撮りあいながらかなり盛りあがっていました。
お昼をとった後、長谷寺へ。山門の大きな提灯(ちょうちん)の前で記念写真です。紅葉にはまだ早いので境内は参拝客も少なく、ゆっくり巡ることができました。長谷寺名物のお団子「大吉団子」手に、展望台から見る鎌倉の海はキラキラと輝きしばし時を忘れて見とれていました。

長谷寺を出ると御霊神社の鳥居そばで江ノ電を眺めて、その後長谷寺駅から江ノ電に乗り鎌倉に戻ります。江ノ電にはみんな興味津々、やはり鎌倉のメジャーな観光アイテムだと知らされました。
鎌倉駅に戻ると駅前小町通りは混雑しており、まっすぐ段蔓に。会員からの差し入れの鶴岡八幡宮と縁が深い銘菓「鳩サブレ」を食べながら、段蔓から鶴岡八幡宮へと向かいます。

鶴岡八幡宮では、実朝暗殺の舞台ともなった隠れ大銀杏と本殿をバックに記念写真。このご神木は2010年に強風で倒れましたが、今若木が元気に育ってます。「再生・生命力」のパワースポットですのでご利益はきっと留学生の皆さんにも届くことでしょう。集合写真を撮ろうとすると守衛さんが寄ってきて「参道を背景に写真を撮ることは禁止されてますので」と注意を受け慌てて移動する一コマも。

今年は鶴岡八幡宮を出た後40分ほど小町通りを楽しむ自由時間を設けたので、留学生には小町通りを思い思いに楽しんでもらいました。中には、先に見つけてたハローキティ(サンリオのキャラクター)のお店に直行する留学生も。若い会員は留学生といっしょに行動されましたが、高齢の会員はその間喫茶店で一休みです。
その後鎌倉駅に再集合し帰路について秋の古都鎌倉を楽しむ小さな旅は終了です。
17時半には駒沢大学駅に無事に到着することができました。中には、途中の渋谷等で降りる留学生もいましたが。皆さまお疲れ様でした。

参加された留学生や会員の皆さま、そして本部事務局の皆さまご協力ありがとうございました。お陰様で今回のイベントを楽しくかつ無事に終えることができました。この場をお借りしまして改めてお礼申し上げます。

以上

鎌倉鶴岡八幡宮にて

鎌倉鶴岡八幡宮にて

鎌倉散策に参加して(2023年10月29日)

キム ソジョン
(駒澤大学、韓国)

鎌倉は景色の美しい観光地だけだと思っていましたが、見学後、鎌倉は日本の歴史的、文化的に重要なところだと思いました。

「鎌倉大仏」と呼ばれている高徳院の青銅大仏を見ました。大仏の高さは11.3mですが、柔らかい印象かつ優雅で偉業的な雰囲気を醸し出していました。宗教的な敬虔さを感じ、日本仏教の歴史と文化を学べる良い機会でした。特に大仏の内部が空いていて、直接中に入って内側から確認することができた点が印象に残りました。

「長谷寺」では、木造観音像に観音菩薩の微笑みと優雅さが鮮明に表現されていて、私は芸術作品のような繊細さに驚きました。長谷寺に行った時、階段をたくさん上り大変でしたが、天気が良く景色も非常に美しかったので、高いところまで登った甲斐があったと思いました。

また、「鶴岡八幡宮」に行くために若宮大路から綺麗な参道を歩いたのは、大変気持ちが良かったです。参道の両側に道路があり、木々が左右対称で直線に道が伸びていて心が安らかになると感じました。桜並木なので春ならきっととてもきれいだろうなと思いました。

「小町通り」は韓国人の目で見たら 両側に日本風の可愛らしい店が並んでいて見物する楽しさがありました。

機会があれば私の周りの人たちと一緒に鎌倉にまた行きたいです。そこに行って鎌倉の美しさを紹介してあげたいです。

以上

高徳院大仏前

高徳院大仏前


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