駒澤大学部会　石畠　康充
（三井物産OB）

駒澤大学部会では、毎年、「紅葉狩り」と称して留学生に日本の秋を体感してもらうイベントを行っています。昨年は残暑が長く続き、木々の葉が色づく時期も遅れ気味で、開催までやきもきしましたが、2024年12月7日（土）に紅葉見物を中心とした世田谷区内の散策を実施、昨年と同様の留学生9名、会員7名、合計16名の参加となりました。

幸い天候には恵まれ大学正門近くからバスに乗り、東京23区内では唯一の渓谷である等々力渓谷に向かいました。等々力渓谷公園内の遊歩道は、一昨年7月初めに倒木が発生したために、残念ながら現在歩くことはできませんが、立入ることのできる等々力不動尊で紅葉を愛で、不動の滝のそばにある甘味処で留学生には「くずきり」を味わってもらいました。

等々力渓谷 不動の滝そばの甘味処で「くずきり」を待つ留学生

等々力不動尊での留学生集合写真

その後、電車で二駅移動し、浄真寺を訪れました。このお寺は9躯（9品）の阿弥陀如来像が安置していることから「九品仏」として知られています。阿弥陀如来像は近年傷みが目立つようになったことから2014年から20年をかけて1体ずつ京都で修理されていますが、昨年は不在であった下品下生像が修理を終えて安置されており今年は見学することができました。このお寺には東京都の天然記念物に指定されている大イチョウがあり、見事な黄葉を見ることができました。今回の世田谷ウォーキングで、留学生は赤や黄色に色づいた木々の葉を見学し東京都内でも紅葉狩りの気分を味わってもらえたことと思います。

その後、九品仏川緑道を歩き、自由が丘駅で解散しました。

九品仏浄真寺の九品堂を見学中

九品仏浄真寺での集合写真