本部(東京)国際交流

活動レポート

2024年6月8日(土)実施 建長寺(鎌倉)での座禅体験

横浜国大部会
佐々木隆雄(日本製鋼所OB)

このイベントは、三井V-Net/横浜国大部会の伝統あるイベントで「座禅体験を含む鎌倉観光」という形でスタートしていましたが、留学生が一人または小グループで四季を問わず鎌倉を訪れているという状況を考慮して近年では「建長寺での座禅体験、終了後は自由」という形に変容していました。今回は2020~2023年のコロナパンデミックでのグループ活動自粛を経て久しぶりに再開したもので。

参考までに:
実施日&時間 2024年6月8日(土)9:15(北鎌倉駅集合)~13:15 場所     建長寺/回春院 参加者    留学生11名&部会員9名 計20名

このイベントに参加した留学生Mr. Zajirej Stanislaより体験感想文を寄稿いただきました。
以下はその感想文です。

It was a beautiful, sunny Saturday morning. We arrived at Kita-Kamakura station and walked to the Kencho-ji temple complex, where a small Buddhist temple, Kaishunin, is located. We were invited into a small ceremony room where a monk walked us through the rules of Zazen and explained what to do during our first session.

At first, the idea of just sitting there, focusing on my breath, and letting thoughts drift by felt pretty strange-so different from the fast pace of everyday life. My mind resisted, constantly wanting to latch onto distractions. But as I stuck with it, I slowly began to settle into the quiet. In that stillness, I came face to face with parts of myself I hadn't really dealt with. Instead of trying to control everything, I’ve learned to just observe and let things flow.

That sense of peace has helped me become more patient and mindful in dailylife, and I feel more grateful and clear-headed because of it. Through Zazen, I found a simple reminder that helps me navigate the everyday hustle-just keep slowly breathing in and out, no matter what the day brings.

私たちが北鎌倉駅に到着したのは、美しく晴れ渡った土曜日の朝でした。建長寺にある小さな仏教寺院、回春院の境内へと散歩がてら歩いて行きました。到着後、私たちは小さな儀式の部屋に案内され、そこで僧侶から座禅のルールや、最初のセッションで何をすべきかを教えていただきました。最初は、ただ座って呼吸に集中し、考えをそのまま流していくということが、日常の忙しさとはあまりにも違っていて、少し不思議に感じました。私の心は最初、常に何かに気を取られようとし、静かに座ることへの抵抗がありました。しかし、続けていくうちに、次第にその静けさの中で落ち着いていきました。その静寂の中で、今まで向き合うことのなかった自分自身の一面と向き合うことができました。すべてをコントロールしようとするのではなく、ただ観察し、物事をそのまま受け入れることを学びました。その平和な感覚のおかげで、日常生活においてより忍耐強く、注意深くなり、感謝の気持ちや頭のクリアさをより強く感じることができました。座禅のセッションを通じて、日々の忙しさの中でも自分を助けてくれるシンプルな考えに気づかされました。それは、何が起こっても、ゆっくりと息を吸い、吐き続けることです。

ザジレイ スタニスラフ記

※日本語への訳は、このイベントに筆者の友人として参加したボルトネフスカヤ ユ-リャさん(横国大に在学中は当部会のイベントにも参加、現在は職を得て日本に滞在)によるものです。


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